症例のご紹介

2012年12月30日 日曜日

内視鏡による異物除去(骨)

年末最後の仕事は内視鏡による異物除去でした。
テールスープに使う骨?をダックスが食べてしまったとの事で、
レントゲン検査にて見事に胃内に大きな骨が映っています。。。

このまま腸に流れていくと腸閉塞を起こす可能性があるため、
まずは催吐処置によってうまく嘔吐できないかを試みますが、
吐くのは胃液ばかりで骨は吐いてくれませんでした。

開腹手術は侵襲度も高いため、まずは内視鏡にて摘出を試みました。
その結果、うまく摘出できました!!!

レントゲン写真とは反対を向いてますが見事に同じ形です。

内視鏡でうまく摘出できなければ開腹しての摘出となり、
術後の入院も必要となってしまいます。
無事に取れて本当によかったです...。

ちょっとした油断で動物が異物を食べる可能性があるため、
皆さんくれぐれもご注意下さい!!!


投稿者 西京極どうぶつ病院