症例のご紹介
2013年7月14日 日曜日
慢性口内炎の猫の全臼歯抜歯をしました。
先日、慢性口内炎によって食欲が落ちている猫の全臼歯抜歯を行いました。
猫の慢性口内炎は難治性疾患のひとつで、抗生剤や消炎剤、インターフェロン、ステロイドや免疫抑制剤などの薬剤を使ったり、口腔内環境を良くするようなペーストや塗り薬を使う事もありますが、それでもうまくコントロールできない場合には外科的な対応も検討します。
今回行った全臼歯抜歯は、70~80%くらいの猫ちゃんで何らかの改善効果が見られるため、全身麻酔に耐えられる体力のある個体であれば検討する必要があるかと思います。
犬歯まで抜く全額抜歯という術式もありますが、犬歯がなくなるととても痛々しい事やよりも手早くできる術式という意味でも全臼歯抜歯の方がメリットがあるかと思っています。
抜歯前:歯石の付着、歯肉炎、口角部の炎症がひどく、食欲は落ちています。
抜歯後:抜歯した傷跡が痛々しい状況ですが、
これからどんどん食欲がでてくれると信じています。
以前、病院の方のブログでもアップしましたが、この子は今でも元気いっぱいにごはんを食べていて、以前よりも体重が増えてしまって大変との事です。。。
http://www.n-animalhospital.com/blog/2012/06/post_226.html
この手術は内科的な治療ではうまくコントロールできない時に行うものかと思っていますが、早めに行った方が痛みで苦しむ期間も短くなるのかもしれないため、どの時点で行うかはまだまだ検討すべき課題かと思っています。。。
猫の慢性口内炎は難治性疾患のひとつで、抗生剤や消炎剤、インターフェロン、ステロイドや免疫抑制剤などの薬剤を使ったり、口腔内環境を良くするようなペーストや塗り薬を使う事もありますが、それでもうまくコントロールできない場合には外科的な対応も検討します。
今回行った全臼歯抜歯は、70~80%くらいの猫ちゃんで何らかの改善効果が見られるため、全身麻酔に耐えられる体力のある個体であれば検討する必要があるかと思います。
犬歯まで抜く全額抜歯という術式もありますが、犬歯がなくなるととても痛々しい事やよりも手早くできる術式という意味でも全臼歯抜歯の方がメリットがあるかと思っています。
抜歯前:歯石の付着、歯肉炎、口角部の炎症がひどく、食欲は落ちています。
抜歯後:抜歯した傷跡が痛々しい状況ですが、
これからどんどん食欲がでてくれると信じています。
以前、病院の方のブログでもアップしましたが、この子は今でも元気いっぱいにごはんを食べていて、以前よりも体重が増えてしまって大変との事です。。。
http://www.n-animalhospital.com/blog/2012/06/post_226.html
この手術は内科的な治療ではうまくコントロールできない時に行うものかと思っていますが、早めに行った方が痛みで苦しむ期間も短くなるのかもしれないため、どの時点で行うかはまだまだ検討すべき課題かと思っています。。。
投稿者 西京極どうぶつ病院