症例のご紹介
2014年2月 1日 土曜日
猫の胆石による胆管閉塞〜黄疸
先日、胆石による胆管閉塞で黄疸が起こり、食欲不振や嘔吐などで衰弱した猫ちゃんが来院しました。
レントゲン検査、超音波(エコー)検査、血液検査などを駆使して診断しました。内科治療での反応は皆無だったため、外科的に開腹して十二指腸経由で胆石の摘出を行いました。
十二指腸開口部付近に胆石が詰まり、総胆管〜胆嚢にかけて重度な拡張が見られました。
十二指腸を切開して胆石にアプローチし、鉗子にて摘出しました。
その後、溜まっていた胆汁を絞り出し、胆管疎通を確認。
詰まっていたのはひとつの大きな胆石でしたが、摘出する時に鉗子でつまむとバラバラと崩れる程度の硬さでした。
猫の胆石による胆管閉塞は比較的珍しい疾患ですが、
外科的に摘出すれば治癒する事もあるため、しっかりした診断・治療が必要です。
この子は手術後の経過は良好で、元気・食欲は回復し、嘔吐もすっかりなくなりました。
しかしながら、肝障害は残っているために内科治療は継続して必要になっています。
レントゲン検査、超音波(エコー)検査、血液検査などを駆使して診断しました。内科治療での反応は皆無だったため、外科的に開腹して十二指腸経由で胆石の摘出を行いました。
十二指腸開口部付近に胆石が詰まり、総胆管〜胆嚢にかけて重度な拡張が見られました。
十二指腸を切開して胆石にアプローチし、鉗子にて摘出しました。
その後、溜まっていた胆汁を絞り出し、胆管疎通を確認。
詰まっていたのはひとつの大きな胆石でしたが、摘出する時に鉗子でつまむとバラバラと崩れる程度の硬さでした。
猫の胆石による胆管閉塞は比較的珍しい疾患ですが、
外科的に摘出すれば治癒する事もあるため、しっかりした診断・治療が必要です。
この子は手術後の経過は良好で、元気・食欲は回復し、嘔吐もすっかりなくなりました。
しかしながら、肝障害は残っているために内科治療は継続して必要になっています。
投稿者 西京極どうぶつ病院