症例のご紹介

2015年1月21日 水曜日

高齢犬の肛門周囲腺腫の手術

先日、16歳の高齢犬の肛門周囲腺腫の手術を行ないました。
痛みでなめ壊して出血したり異臭を放っていましたが、他院では高齢のために手術ができないと判断されていました。術前検査をしっかり行ない、ご家族とリスクの事も十分検討した結果、お尻の痛みを少しでも緩和する事を目的として手術を行ないました。
再発予防や取りきれなかった小さい腫瘍の縮小を目的として、同時に去勢手術も行ないました。

麻酔管理もうまくいき、大きな問題もなく手術は成功。

すべての手術がうまくいくわけではないのですが、治る可能性がある病気は多少リスクを背負ってでも治療法を検討したいと思っています。
肛門周囲腺腫は若い時に去勢手術をしておけばできる可能性を少なくできる腫瘍なので、子供を作る予定のない雄犬は去勢手術をすることをお勧めしています!!!






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投稿者 西京極どうぶつ病院