症例のご紹介

2015年6月19日 金曜日

ウサギの子宮水腫と猫の子宮蓄膿症。

久しぶりの更新でスイマセン。。。

今回はウサギの子宮疾患として子宮水腫、
ネコの子宮蓄膿症のご紹介をさせていただきます。

中高齢のメスの動物はホルモンバランスの異常から子宮疾患になる事がよくあります。
犬の子宮蓄膿症は有名だと思いますが、ネコやウサギ、ハムスターなどでも子宮疾患は頻発します。

これらの病気の予防は早期の避妊手術しかないため、若くて健康なうちに手術をされる事が推奨されています。
避妊手術をしてなくてこのような病気になった場合、なるべく早くに診断して、体力が少しでもあるうちに外科治療を行なう必要があります。内科治療で症状の改善はできるかもしれませんが、完治は望めないためです。


お腹がパンパンに張ったウサギさんの開腹をすると、
巨大な子宮の中に液体がたくさんたまっていました。



ネコちゃんの子宮蓄膿症。膿汁が陰部からダラダラでてました。


今回のケースはいずれも無事手術も終わり、術後経過も良好だったのでよかったのですが、手術に耐えられないくらい病態が悪化した状況で来院される事もあるので注意が必要です。。。

投稿者 西京極どうぶつ病院 | 記事URL